自転車通勤の効果はダイエットと健康をキープできること
原付バイクで通勤していたら体重がどんどん増えた私
私の職場はいなか町の田んぼの真ん中にあります。駅からも遠いので、原付バイクを使って約20分かけて通勤していました。その結果、体重は60kgから80kgに迫る勢いで増えてしまい、運動不足が明らかでした。
高校生の頃は50kg台だった私が、体重計に乗って78kgを見た時、さすがに危機感を覚えました。持っていたスキニーパンツやストレートパンツはすべて履けなくなり、前かがみになるのも辛く、「足の小指の爪を切る」のがとても苦しく感じました。
「運動できるうちに痩せなければ」と思いました。太りすぎるとジョギングやウォーキングでも膝や足首に負担が大きくなり、故障してしまうと運動すらできなくなります。ジムに通う時間もなければ、近所にジムもない。食事制限は体に負担がかかるし、休みの日にジョギングやランニング?続かない自信がありました。プールに通うのも面倒です。
そんな状況の中、原付きバイクを3000円で下取りしてもらい、3万円ちょっとのクロスバイクを購入し、自転車通勤を始めました。
なんと!自転車に乗ったらどんどん体重が減っていった
会社までの距離は約7キロ。ゆっくり走っても20~25分。田舎道なので渋滞もなく自然も満喫できます。
一番良かったのは「目的地が会社または自宅なので途中で辞められない」こと。面倒くさがりで諦めやすい方でも、漕がないと家にも会社にもたどり着けないのです。
ただ、雨の日は雨合羽を着て走るのが辛いことや、走っている途中でパンクするリスクがあります(予備チューブと空気入れをかばんに入れています)。
自転車通勤の楽しいことや辛いことはこちらの記事にまとめてあります。
自転車通勤を始めた途端、毎月少しずつ体重が減りました。最初の月は3キロ、その後は2キロずつとゆっくりですが、その間に食事制限は何もしていません。逆にお腹が空くのでしっかり食べていました。
そして、自転車通勤に変えて約2年で20kg、78kgの体重が56kgまでダイエットに成功しました。その後、腕を骨折して自転車通勤をしばらく休んだため、若干体重が戻りましたが、今も56kgをキープしています。
健康診断の数値も良好で、特にコレステロールなどの数値は驚くほど改善しました。
体重の証拠を見せましょうか?令和6年4月28日現在、57kgをキープしています。
このタニタの体重計、測り終えると自動的にBluetoothでスマホにデータが飛んでグラフ化してくれたりする便利なもの。継続して体重を管理していきたい方にはすごく便利です!
自転車通勤でなぜ痩せられたのか
ライフハッカーに面白い記事がありました。その中で興味深いのはここ。
Norton博士が推奨するトレーニング内容は、集中する時間とペースダウンする時間を組み合わせています。そうすることで、15分間で行うことのできる、もっとも効果的な有酸素運動として最適化しているのです。www.lifehacker.jp
まずランニングやウォーキングよりも自転車を漕ぐ運動のほうが筋肉が維持しやすい、もしくは発達するとも書かれています。
ダイエットの方法として自転車を漕ぐ動作というのが心肺機能を高めるのはもちろん、筋肉を鍛えるのにも有効だということです。
これによると「15分間、軽い負荷から全力までをペースを上げたり下げたりして行う」のがいいというのですが、自転車通勤はまさにコレなんです。
信号があれば止まり信号が青になると時速0kmからスピードを上げるためにペダルを漕ぎます。心拍はぐっと上昇しますし有酸素運動としても自転車はとても優秀です。
自転車を使ってダイエットをするメリットとは
ドイツのことわざに「トラック一杯の薬より一台の自転車」というものがあります。それほど自転車に乗ることは健康のためになるということです。
体重が増えたのでダイエットを始めようとすると、体への負担が非常に高いのです。急にウォーキングやジョギングを始めると膝や足首が負荷に耐えられず、故障してしまうとなかなか治らない上に運動ができなくなり、ますます体重が増えてしまうことにもなりかねません。
自転車は体重をペダル、サドル、ハンドルの3箇所に分散するため、膝の負担が少なくなります。また、変速ギヤが付いているので、坂道など負荷のかかるところではギヤチェンジで踏み込みを軽くできます。これにより、膝や足首への負担が軽減されます。
さらに、自転車は心肺機能を高める有酸素運動にもなり、遠くまで行けるため景色の変化も楽しめます。ウォーキングでは味わえない魅力です。
私は休みの日にロードバイクで遠出することもありますが、でかけた先で甘いものを食べたり美味しいものを食べたりする楽しみもあります(自転車でカロリーを消費するので体重は増えないのです)
そう、今は自転車が趣味になっていて、遠いところまで走りに行ったり。ちなみにこれは往復で200kmほど走った福井県の海です。
初期投資が終われば自転車の維持費はかなり安い
もちろん、最初に自転車を買わなくてはいけませんが、定期代やガソリン代などで浮くお金があることも考えれば数年で絶対に元は取れます。
最近はクロスバイクというタイヤも細身でスタイルの良い自転車が流行っていますが、正直なところ通勤にはあまり向いていません。パンクする可能性がとても高いからです。
通勤に向いている自転車とは
- タイヤが太いこと(パンクしにくいこと)
- ギアはそれほど多くなくて良い(3段くらいでも大丈夫)
- 軽さは正義。鉄よりもアルミのフレームがいい(アルミのほうが高い)
- 面倒見のいい自転車屋さんか明朗会計の自転車チェーン店で買う
軽量で乗車姿勢も安定していて長時間走っても疲れにくい自転車がオススメです。買ったあとの自分のメンテナンスなどによっても全然乗り心地は変わってきます。
パンクしたときは代わりの通勤手段があるか、パンク修理をさっとできる腕が必要です。タイヤの細いクロスバイクだとパンクを連発し、遅刻する可能性があります。私も3月の道路工事の多いときは1日に2度もパンクしてさすがに凹みました。
今のクロスバイクの主流はタイヤの太さが25~28ミリですが、28ミリ以上のタイヤを履いているものを選ぶとパンクにも強いし乗り心地も非常に良いのでおすすめです。
自転車通勤用の自転車の選び方などはこちらの記事にまとめてみました。
自転車通勤、是非はじめてみて下さい!
最初に自転車を購入する必要がありますが、定期代やガソリン代を考えれば、数年で元が取れます。通勤に向いている自転車は、タイヤが太く、ギアは3段程度で軽いものが良いです。また、パンクしたときに代わりの通勤手段があるか、パンク修理ができるスキルも必要です。
自転車通勤の継続で結果が出て、健康的であることが自転車通勤の大きな利点です。無理に雨の日まで走る必要はありませんが、まずは始めてみることをお勧めします。自転車通勤、いかがですか?
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