PR

キャンプ、通勤用自転車にMTB!セミファットバイクを選んだ理由

通勤、トレイル、キャンプと使い勝手の良さがセミファットバイクの魅力

3年間乗ったロードバイクを手放して「今の生活」にあった自転車に替えようと思ったことは昨日の記事で書きました。

[card id=”9799″]

早く遠くに楽に行けるロードバイクはそれらに特化している分、荷物が積みにくかったり不安定な走行になることもありました。

それが通勤だけなら問題がないのですが、たくさんの荷物を積み込んでソロキャンプに出かけたり、林道や湖岸などを走ると地面からの衝撃は身体に伝わり乗り心地がいいとはいえません。

いろいろ考えた結果、スピードを求めずたくさんの荷物が積めて、トレイルや段差の多い道などを気にせず走れるような自転車に乗り換えることにしました。どうせなら雪が降るまでに慣れてしまいたい。

欲しい自転車のイメージ

  • 自転車の前後に荷物を取り付けられるキャリアがつけられる
  • 硬いアルミではなく粘り気や柔らかさのあるクロモリのフレーム
  • 握り方をいろいろ工夫できるロードバイクのものより、力がしっかり入れられるまっすぐなハンドル
  • クッション性がよく荷物を沢山積んでもしっかりと支えてくれる太めで低圧でも安定しているタイヤを履ける
  • 舗装されていないような道を走ることができる
  • 100km程度の移動はできるような変速機、安定感のある形状であること
  • 雨の日の通勤でもしっかりブレーキが効くディスクブレーキを搭載していること

こうやって条件を出してみると2つの選択肢を見つけました。グラベルロードとMTBの2つです。



条件にあう2つのバイク、グラベルロードとマウンテンバイク

通勤、キャンプ、ちょっとした散策に合う自転車ということでいろいろ検討していると「グラベルロード」と「マウンテンバイク」という選択肢が出てきました。

その違い、両方のメリットなどをまとめておきます。

グラベルロードとは

ソロキャンプや自転車ツーリングなどが流行ったことで名前を聞くようになった「グラベルロード」というもの。これは速く楽に遠くへ行けるロードバイクの一部を仕様変更し「使いやすさ」を向上させたロードバイクということができます。

グラベルロードとは

  • 未舗装の道を走ることが出来るように太いタイヤを履くクリアランスを持っている
  • たくさんの荷物を積むことが出来るようにキャリアをつけるダボ穴(ネジ穴)がつけられている
  • 乗り心地を柔らかくするためにフレームはクロモリ鋼を使っているものが多い
  • ロードバイクに比べると上体を起こした姿勢で乗れるので長時間走るのも楽
  • 雨の日や悪路、荷物をたくさん積んでいてもしっかり制動できるディスクブレーキを積んでいるものが多い

つまりレースなどに使うようなロードバイクに「生活感」をもたせてキャンプに行ったりツーリング、雨の日の通学などにも使えるようになった自転車、と言えます。一般的なロードバイクのタイヤが23C~25Cくらいであるのに比べ、グラベルロードは25C~35Cくらいを履く人が多いようです(Cはそのままおおよそmmにしてもらって大丈夫です)。

はっきりと「これがグラベルロードだ」という縛りをつけるのもナンセンスなので、「ロードバイクでアウトドアを存分に楽しむため仕様を拡張した自転車」という感じでまとめておくことにします。

最初は「これがいいな」と思ったのですが、もう一つの選択肢マウテンバイク。こちらも時代の波というか世代交代が進んでいるそうで気になるところ。

※2021年グラベルロードに乗り換えました!

[card id=”14182″]

MTBは26インチから29er、そして27.5インチに進化した

割と古くから乗っている人を見かけるマウンテンバイク。一見すれば太くてゴツゴツしたタイヤ、まっすぐのハンドルに頑丈そうなフレームというイメージ。

段差の激しいところを上り下りするならサスペンションがしっかりしているもの、それも前輪だけサスのついた「ハードテイル」と前後についた「フルサス」があったり、ゆるい山道を走るくらいならサスペンションがないものもあったり。

ただ、ここ数年でタイヤサイズは大きく変わったようです。

以前は26インチにほぼ固定されていたタイヤに29インチが登場、29er(ツーナイナー)と呼ばれる大口径ホイールをつけて転がり抵抗が少なく安定走行ができるようなマウンテンバイクが登場します。

ロードバイクのタイヤの標準的な700Cと外径が同じくらいということなのでかなり大きく見えます。

しかし29erにも大口径ながらのデメリットになる「漕ぎ出しの重さ」や小回りや操作性の悪さを考えて出てきたのが26インチと29インチのちょうど中間の27.5インチです。私の場合はスピードを求めるわけでもないしできれば信号待ちの後の加速も早い方がいいので29erよりも27.5インチのタイヤがいいかなと考えました。

そしてサスペンションですが、衝撃を和らげてくれるのはいいのですがその機構をつけるぶん、どうしても重くなります。

そんなことを考えていたらInstagramで一目惚れする自転車に出会うことになります。出会いとは本当にそんなものですね。

セミファットバイクなら私のMTBライフにピッタリ!

私がフォローしている方がさり気なく乗っていたマウンテンバイクに目が釘付けになりました。

前後には荷物をたくさん積めるキャリア、目を引く太いタイヤ、29erに似た背の高いスタイル。そしてクロモリ独特、細身のフレーム。非常にカッコいい。

この自転車のタイヤサイズは27.5インチなのですが、呼び方では27.5+と「+」がついています。これはタイヤの幅が通常のものよりも広い27.5インチのものを指します。今ではセミファットバイクと呼ばれる方が多いですね。

都会を突然びっくりするほど大きなタイヤで走っている自転車を見かけたりしますが、あれは「ファットバイク」と呼ばれる26インチに4インチ以上の極太タイヤを履いたもの。そこまで行くとデメリットのほうが私には大きくなりそうです。

つまりタイヤ幅を広げることで安定感を増しつつ、29erに近い走破性を持っているのが27.5+。ちょっとしたロングライドでキャンプにいくイメージが沸きます。

これいいな、セミファットバイク。メリットなどを調べ始めました。

セミファットバイクの特徴

  • 太い=タイヤに入る空気量が多いのでクッション性が向上する
  • 空気圧を下げれば接地面が広がりグリップ性が向上する
  • 外周はほぼ29インチと変わらないので走破性は29erに近い

私が自転車に求める「たくさん荷物が積める、ちょっとした山道も走れる、ロングライドや毎日の通勤にも使える」にまさにぴったり。タイヤもオフロード用の凹凸のあるタイヤやスリックパターンのタイヤも使えるので用途によって履き替えればよいわけです。

山をガンガン走ることはあまり考えていないのでサスペンションは要らないなと思っていたのにもピッタリ。セミファットバイクは太いタイヤで衝撃をしっかり吸収してくれるので若干のでこぼこ道でも安定して走れるとのこと。

そろそろ実車をご紹介しておきます。

そのままここに載せるとご迷惑が掛かりそうなのでその自転車を作っているメーカーさんのInstagramから画像を拝借しました。

これは1986年にアメリカカリフォルニアで生まれた自転車ブランドのMARINE(マリン)のDONKY SEというバイク。キャリアが最初から前後ついている以外にも見れば見るほど魅力的な一台、すっかり気に入ってしまいました。

最初はグラベルロードにする気持ちが90%だったのですがこれで一気に逆転、このDONKY SEの魅力については次の記事に続きます。

[card id=”9806 “]

セミファットバイクのブランドや代表車種は?

私が購入したのはDONKY SEの2020年モデルで現在は発売されていません。

セミファットバイクではMARINやSURLY、KONA(コナ)あたりが有名です。

最近ではロードバイクで有名なTREKあたりもセミファットを売り出したりしています。

代表的な車種などを紹介してみましょう。

KONA BIG HONZO DL

軽量のアルミフレームにshimanoの油圧ディスクブレーキ、フロントにはエアサスペンションを搭載した「ガチ」なモデルです。

街乗りだけならちょっと20万円オーバーと高めですが山に挑む人ならこのくらいのクラスを狙うといいと思います。

TREK ROSCOE 7

毎年完売してしまう売れ筋のTREK ROSCOE 7

実車をInstagramで見つけましたがやっぱりカッコいい…

 

View this post on Instagram

 

🇬🇧 Rebel & Stella 🇬🇧(@k9_outdoors)がシェアした投稿

バイクパッキングもめちゃくちゃ似合うしアウトドアでかけたくなりますね!

MARIN NICASIO

実はセミファットバイクは流通数がかなり少なく、入手も結構難しかったりします。

タイヤが太いほうがいい、街乗りに使いたいというなら太いタイヤのクロスバイクを狙うのも手です。

価格もその分一気に安くなりますしタイヤをオフロード用に買えるだけでちょっとした山道やキャンプなら十分に使えます。

ここでオススメしたいのがMARINEのNICASIO。

タイヤが650Bと少しだけ小さくなりますが47㍉の太いタイヤをチョイスしてあるので街乗りとしては取り回しも抜群、グラベルを走るならそのまま使えますし山に行くならWTBのトレイル用のタイヤに変えるだけで十分走り回れます。

10万円を超えるような自転車じゃなくてもいい、街乗り+キャンプ+グラベルくらいで考えているならこのあたりをおすすめです。

油圧サスペンションはなくてもタイヤの空気圧を下げるだけで快適さが全然違うのもこのあたりのバイクの特徴です。

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました