装備の軽量化と楽しみ方のバランス、そしてバイクパッキング
2021年の10月の終わり、仕事に少し空きができたので休みをとりキャンプに行くことにしました。
世の中は新型コロナウイルスの猛威がかなり収まり規制が少し緩んだ頃。キャンプ場も開放されています。
ただ、土曜日から日曜日のキャンプはどこのキャンプ場も混み合っていて、静かに過ごしたいソロキャンパーにはストレスの元だったりします。
そこで、月曜日に休みを取り日曜日出発で宿泊、月曜日に帰ってくる日程にしました。
今年買い換えたグラベルバイクFuji のJari1.3では初めての自転車キャンプ、さてどんなことになりますでしょうか。どうぞお付き合いください。
11:00出発
日曜日の朝はテニスのレッスンがあるのでテニスが終わり帰宅してからシャワーを浴びて軽食をとります。家を出たのは11時ごろ、距離的に考えれば十分余裕がある(はずでした)。
出かける自転車のバイクパッキングはこんな感じ。Instagramに自転車や装備などはまとめておいたのでそちらの載せておきますね。
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テントはMSRのフロントレンジ、初張りです。
登山にも使える4人用テントなので大きいのに重さはカーボンポールを使えば1kgで収まってしまう軽量テント。キャンプギアの盗難なども多いと言われる日本なので、寝るときには自転車もテント内に入れてしまおうという考え方です。
悪天候のときでも十分耐えられるワンポールテント、今回は非常にゆったり使うことができました。
さて、自宅を出たら北上し目指す先はおよそ70km先の滋賀県長浜市余呉町、ウッディパル余呉キャンプ場です。ひたすら琵琶湖岸を北に向かって走っていきます。
受付時間は17時までなので十分なはずなのですが、食事をとったり休憩したりしながらだと意外と時間がかかるような。テニスですこし疲れていたのもあって意外とスピードもあがらずヒヤヒヤ。
近くの木之本の平和堂で買い物をしてキャンプ場についたころには16時過ぎ、思ったより時間がかかりました。
このキャンプ場は1泊500円、車の持ち込みをするとあと500円かかる程度の値段の安いキャンプ場です。冬はスキー場になるので閉鎖されますが、のこり3シーズンはキャンプ場として使われています。
16:00到着
薪を500円で受付で購入したらいざフリーサイトへ。さすが日曜日ほとんど人はおらずゆっくりできました。
初張りのフロントレンジ、1辺がおおよそ270cmあるので寝転ぶのも自転車を入れるのも余裕があります。
蚊はいないかと思いましたが一応蚊帳を持っていき吊り下げましたがまさかの寸法合わずで寝ながら顔に蚊帳が落ちてくる始末。
そもそも寝ている空間だけメッシュがあればいいだけなので後日蚊帳を買い替えました。
アウトドアリサーチのバグビビィ、細長いまさに自分だけの蚊帳です。
こちらは次回使うときにでも。夏はこのバグビビィとタープだけで野営とかできそうですね。
テントの設営が終わった頃にはすっかり暗くなっていて、薪を割ったりしている間にお腹が空いてきました。
焚き火をしながらメスティンの蓋で肉を焼き、メスティンを使ってアヒージョを作り食べながらウイスキーのお湯割りを。
今日のアヒージョはホタテ、まいたけ、にんにくと少なめ、お肉でお腹がいっぱいになりました。
ちょっと諸事情もありその日は早めに就寝、ぐっすり眠れました。
ちなみに10月~11月のキャンプで気温は朝起きたときで12℃くらい、けっこう寒くなります。
mont-bellのダウンハガー800の#3にダウンの上着とパンツを着込んでもすこし寒いくらい、ナルゲンボトルに熱湯を入れタオルで巻いた「簡易湯たんぽ」が役に立ちました。
ナルゲンボトルは樹脂製ですが密閉できるし熱湯を入れても大丈夫なので湯たんぽを作るのにちょうど良いです。
僕が使ってるのはこのサイズ、500ccです。これなら自転車のボトルケージに入れても使えるくらいのサイズです。
翌朝7:00起床
起きたのは7時少し前、普段どおりAppleWatchのアラームに起こされました。
チェックアウトは12時なので時間はゆうゆうありますが、帰宅してからの片付けなどを考えると10時ごろには撤収完了したいところ。
自転車をテントから出し荷物を外に出して撤収開始です。
いや、その前に朝ごはんでした。
メスティンでご飯を炊き、持っていったレトルトカレーをかけるだけの朝食。
朝から焚き火したりする時間はないので余った薪などは管理人さんにお願いして引き取ってもらいました。
露のおりやすいこの時期、テントには内側も外側も完全に濡れた状態です。
まずタオルで内側外側両側拭いておおざっぱに水分を拭き取ったあと、立ち上げているテント四隅のロープを少し緩めたら中央のポールを少し高くしテント下に風が入るようにしました。
9時過ぎにはいい風が吹き始めあっという間に乾きました。30D リップストップナイロンということで軽く乾きも良いようです。
もちろん焚き火に強いTC素材などのテントも憧れますが、自転車のキャンプは軽量コンパクトが大事なのです!
テントも乾きパッキング開始、あれをここにつけてあっちにあれを入れて・・・完成!
往路よりも荷物が増えているような気がするのですが気のせいですねきっと。
さて、楽しいキャンプもあっという間、撤収完了帰宅の途につきます。
10時出発
余呉のキャンプ場はやや山手のほうにあるので帰りはいっきに坂を下る感じです。
いったん琵琶湖に出て湖岸の道をゆっくりかえることにします。
滋賀県南部に住んでいる私には北部の景色はけっこう見新しくてつい立ち止まったり写真を撮ったり。
自宅から遠くに見えている伊吹山が近くに見えただけで感動して写真を撮ってしまう始末。
この写真は妙に気に入ったのでアプリで絵画風にしてデスクトップに飾ってあります。
お昼頃に彦根まで帰ってきてコンビニでカップラーメンとおにぎりのお昼ごはん。
Instagramにもアップしましたが「そんなに食べるの!」と。自転車でロングライドするととんでもなくお腹が空くのです。
おにぎりを1個残して完食し、残った1個も帰り道の途中で食べました。
16時帰宅
帰宅したのは16時ごろ、70kmほどの距離を6時間くらいかかっている感じです。
バイクパッキングでそこそこの重量があるのでさすがに時速30kmとかでは走れませんね。
それでも以前MTBで行ったときことを考えるとグラベルロードバイクでキャンプというのは機動力はかなりアップしていますね。
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まぁあの頃はまだキャンプギアの軽量化など全然考えていなかったので超重量級の自転車に大量の荷物、ミラーレス一眼カメラの三脚までくくりつけての旅でしたが。
何を目的でどこに行くのか、何をするから何が必要で何が不要なのか、そういうのがわかってきた気がしますね。
寝袋やテント、まっとにクッカーなど一つ一つ軽量化なども考えて洗練されていっているような。
次のキャンプはいつ、どこに行こうか今から考えています。
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