残ったのは達成感と日焼けとヒザの痛みのビワイチチャレンジ
自転車でビワイチ(琵琶湖一周)してきた記事ですが、その前に・・・
オススメのコースやコンビニなどの紹介は別記事のほうがわかりやすいです。
さて、ビワイチです。
私、年齢は40代も後半、朝6時頃に起きて6時半ごろスタートしたら夕方には帰ってこれるだろうな、くらいのペースで走る程度のロードバイク乗り。大回りすると琵琶湖はおおよそ200km、時速20kmで走り続けると10時間、休憩などを考えれば12時間もあれば帰ってこれるだろう、くらい。おじさんには無理は禁物。
さて、当日6時に起きてご飯を食べて着替えて出かけようとベランダを見ると・・・空気の抜けたロードバイクが1台。前日にタイヤを交換したのですがタイヤレバーで小さなキズをつけてしまっていたようです。とりあえず予備チューブに交換して出かけます。
幸先のよいスタートを切りました(笑)
反対時計回りは太陽に向かって走り続ける
天気予報通り快晴!琵琶湖を反時計回りするので、およそ太陽に向かって走り続けるような感じになります。
自宅から野洲川を下って琵琶湖に出て、あとは琵琶湖を左手に見ながら自転車を漕ぎます。だいたい1時間に1度か20kmに1度くらい休憩しようと思いながら走行。
レーパン(お尻にパッドが入ったパンツ)に慣れていないせいかどうもトイレが近い気がして長命寺港でトイレ休憩、また走りはじめます。この辺りからいったん琵琶湖が見えなくなって、また彦根あたりでドーンと琵琶湖が見えるんですよ。こんな景色を見ながら走るビワイチは最高です!
琵琶湖より向こうにうっすら山が見えると思うのですが、あのあたりまで行ったらおよそ半分。琵琶湖って大きいですよね-!風がすこしあるもののほぼ快調に走ります。
長浜城の近くのコンビニで(前回も行きましたね)で飲みものの補給と栄養ゼリーを3つ購入。ビワイチはほぼ平坦なんですが、琵琶湖の北部におよそ20kmほど山岳路があります。ちょうどそこにはコンビニなどがありませんので補給はやっぱり早めにしておきたいところ。
僕のビワイチの聖地に到着
さて、長浜を過ぎて木之本に向かう頃には琵琶湖の水はとても綺麗です。ちょうどこのあたりで距離にして70キロ、ゴールまでのやっと1/3くらい。ここでふと思ったことが。
「あれ、ちょっとヒザ痛くない?」
正面に見えている山を迂回しながら左手に進むと8号線に合流、賤ヶ岳の横を通って山道をフーフーいいながら登ると見晴らしのいい場所に出てきます。毎回ビワイチをすると必ずここに来る、私にとっての「ビワイチの聖地」です。
ここが一番琵琶湖でも最北部。水は碧くとても綺麗。ちなみに私の家は左奥に見えている水平線よりまだ向こう。琵琶湖って水平線があるんですよ!すごいでしょ!
景色を満喫したら坂を下って8号線へ。しばらく走るといよいよ山岳路にやってきます。
ここでルートが2つあるのですが、1つはそのまま琵琶湖沿いに進んで左に琵琶湖を眺めながら平坦路を進むパターン、もう一つは山を越えてマキノ方面に向かうパターンです。
赤く塗ったほうが私が走った山岳コース、青いほうが湖岸をまったりと走れるコースです。
20キロほどの道をアップダウンを繰り返しながら一番きついとろこは1kmで100m登る最高16.9%の坂。下りて歩きたいんですがビンディングシューズを履いてるのでペンギンのようにしか歩けないんですよ。
なるべくギヤを落として脈拍を上げないように「穏やかに穏やかに」登ります。坂を登りながらやっぱり気になることが。「やっぱりヒザ、痛くない?」
ランチ~白髭神社
山岳路を超えると坂を下りながらマキノの道の駅へ。ここでおよそ100キロ、旅のちょうど半分くらいです。時間はお昼前。お弁当の時間です。
レストランなどでゆっくりご飯を食べたいんですが、鍵をかけるとはいえ自転車を放置するのはすごく危険なのです。ちょっとコンビニに行く間にロードバイクを盗まれている人が跡を絶ちません。トイレに行くときもトイレまで持っていくなど絶対に目を離しません。道の駅でお弁当を買って自転車の前でご飯。カキフライ弁当にしました~
山岳路終わってクタクタの時にこの弁当はメチャクチャ美味しかった。塩気がちょうど欲しかったので。食後はしばらく足をほぐしたり景色に見惚れたりしてからまた走りはじめます。
「でも・・・やっぱり足痛い」
足の痛みが気になりだした
100キロを超えたくらいから「ちょっと痛いな-」だったヒザの痛みが本格的に痛くなりだしました。漕いでいる途中でヒザやモモを叩いたりしながらだましだまし走るようになります。
高島の平坦な道をひたすら走り続けて湖西道路に合流したときには車が大渋滞。どうしてもスピードが出しにくくなり排気ガスが鼻と喉を刺激します。せっかくゆっくりしようと思っていた120キロ地点の白髭神社も神社側に渡ることが出来ず写真だけ撮ってまた走り始めました。
この区間の休憩を飛ばしたり車でペースが乱れたりしたのがあとあと響いた気がします。琵琶湖大橋近くまでなんとか下りてきたころには足はパンパン、息も絶え絶え。ちょっとゆっくり休憩したい。そうだ、足湯でも行こう。
おごと温泉と言っても男子諸君が「ドキッ」とする特殊浴場ではありませんよ。観光ポイントとして無料で足湯があるのです。ここで飲み物を補充したりトイレ休憩したり足湯に浸かったり。スタートして150キロくらいのところになります。
ここで足を妙に温めてしまったんですが、ヒザの痛みが余計ひどくなりました。炎症が起きてるんだったらドラッグストアなどで氷を買って冷やしたほうが良かったですね。この時は「足の血行を良くしたら痛みもましになるだろう」くらいしか思ってなかったのでちょっと反省。足を拭いて靴を履いて自転車にまたがろうとした時には痛みがますますひどい。
足がかなり痛い!まだ50キロほどあるのに!
足は痛いけど行きたいところがある
距離にして150kmほど走ってきたので残り50km、琵琶湖にかかっている橋の1つ「近江大橋」を渡ってもたぶん200kmほどにはなると思うんですが、ちょっと行きたいところがありまして。
瀬田の唐橋。
ちょっと見にくいんですが瀬田の唐橋って黄土色なんですよ。赤いほうが似合うと思うんだけどなあ。さて、ここまで来たら160kmです。ここで琵琶湖の東側に渡ってあとは北上するだけ!
アップルウォッチが!!!
ロードバイクに乗る人ならわかると思うんですが、自転車にサイコン(サイクリングコンピューター)というものをつけて走る事が多いです。機種などにもよりますが、今走っている時速や走行距離、高度などを表示してくれてペース確認などをするものです。
僕も1つ持っているんですが前回電池の持ちが悪くて帰宅するのにギリギリだったので、今回はApplewatchを使おうと(一応言うとApplewatch2です初代にはなかった50m防水とGPSがついています)
STRAVAというアプリがあるんですが、GPSの電波を拾うことでサイコンと同じような機能があります。さらにApplewatchなので左手にはめていたら手をちょっとこっちに向けるだけで表示してくれるんですよ。
スタートしてからの時間、時速、走行距離、心拍数を表示してくれます。さらに休憩時間はGPSが「移動していない」と判断するので自動停止してくれるんですよ。普通のサイコンよりも賢い!
走りながら心拍数をチェックして「もう少しペースを落とそう」とか「このくらいの時間走っていて○km走っているからペースとしては順調だな」とか判断するのにちょうどいいんですよね。
ということでとても役立っていたApplewatchに走っている時に呼ばれまして。何かと思いきや「電池が残り10%なので省電力モードに入ります」と。省電力モードになってしまうと時間表示以外の機能はカットされてしまうんですよ。GPSも心拍数チェックも。
それがちょうど走りはじめて180kmのことでございました。足は痛いしApplewatchは電池切れるし。近くにあった烏丸半島で最後の休憩と水分補充してまた走りはじめます。
200km到達!
前回より間違いなく走行距離としては瀬田の唐橋まで行った分遠くには行ってるので200キロは超えてると思うんですよ。野洲川の河口からスタートしてぐるっと回って河口まで帰ってきたので無事「ビワイチ達成」ってやつです。
この頃には足が痛くてペダルを漕ぐのが嫌なくらい。普段フラットペダルばっかり使っているから慣れてないんでしょうかね。ヨロヨロと野洲川をさかのぼって家に帰りました。
STRAVAをデータ化
Applewatchを充電してみると、STRAVAのデータが180kmまで走った分は残っていたのでiPhoneと同期してデータ化します。データ化することでパソコンからも読めるしもっとビジュアル的に表示することが出来るんですよ。
こんな感じ。
経過タイムは充電が終わった時間ですね、7時前に出発してなんだかんだノロノロ走ってたら帰宅したら18時くらいでしたので。こうやって距離やタイム、スピードや心拍数などを拾い出してくれます。こうやって見ると面白いものです。
(時速53.3キロはどこで出したのかな?)
地図と標高も出てきます。マウスを持っていくと出発してからの地点での標高や勾配などが出てくるんです。この195mが一番きつかったあたりです。
全体の感想は
疲れました!顔は日焼けしてヒリヒリですしヒザは歩行困難なくらい痛いし「二度とやるもんか!」とちょっと思っていたりします。
が、痛みが消えて日焼けが戻ってしばらくするとまた「自転車乗りたい」ってなるんでしょうけどね。今週はとりあえずおとなしくすることにします。
買ったもの色々
栄養補給、水分補給含めこのくらい消費しました、というのを紹介してみましょう。気温が上がるとどうしても水分は多めになります。
栄養ゼリー 3個
ミネラルウォーター 500ml×4本
スポーツドリンク 500ml×3本
これだけ全て最初に準備して走るわけにはいきません。ビワイチの場合はだいたい自販機などは途切れることがありませんが栄養の補給だけはコンビニを事前に確認しておくのが大事かなと思います。
ちなみに過去記事で詳しいルートや注意点などは書いてあります。行ってみようかと思った方の参考になると嬉しいです。