GIANTストアのメリット「基本メンテナンス無料」は本当にありがたい
この記事は過去記事になります。
先月末に引き取ってきた愛車、GIANTのCONTEND SL1。引取時の説明時に「走り始めて100kmくらいで一度メンテナンスにお越しくださいね」と言われてました。
ブレーキや変速機のワイヤーは使い始めに若干伸びるので調整が必要なのと、ボルトなどの緩みがないかをチェックしてくれるのです。自転車のショップによっては無料でやってくれますが、以降はメンテナンス料金は別、ということで料金がかかったりします。
GIANTストアでは基本的に値引きがなかったりしますが、基本的なメンテナンス料金というのがかからなかったりするのでありがたいです。特に僕のようにロードバイクははじめてで「なにがなにやらさっぱり」という人にはぜひおすすめです。
旧モデルや特別在庫などがある場合、ジャイアントストアでも値引きされることがあります。頻繁に通ってるといいことあるかも!!
GIANTの MAINTENANCEメンテナンス というページです。
これは毎日自転車に乗るためにチェックするような項目。これを「プロの目」でやってくれるのです。
セーフティーチェック、という10個の項目を見てもらうことができます。
- クイックレリーズ(前後)
- タイヤ磨耗
- タイヤ空気圧チェック
- 簡易シフト
- 簡易ブレーキ
- ハンドル周り(ステム・ヘッド)
- シートクランプ
- ブレーキパッド
- 車輪のフレ(横)
- ガタつき(ハブ・サドル・クランク・ペダル)
そしてこれがライトメンテナンス。
- セーフティチェック
- ネジ締めチェック
- ペダル締めチェック
- 変速機調整
- チェーン注油
- ブレーキパッドの減りチェック
- ブレーキパッド調整
- ハンドルのガタつき調整
- 車輪調整
- シーラント注入
これをジャイアントストアで購入した車両であれば無料で行ってくれます。それもストアで買った自転車は、ずっと永遠にです。よく「ジャイアントストアで買った自転車って値引きがほとんどないし」という声も聞きます。
実際は旧モデルなどは3割引になってたりすることもありますし、こういった無料サービスもあるので買った後に「高い自転車買わされたな、チェッ」と思うことは私には全然ありませんでした。
質問には丁寧に答えてくれるし、知識は豊富でSHIMANOのペダルのメンテナンスのことなどもものすごく詳しく教えてくれたりしました。
ところで…
いかにもプロっぽい自転車屋さんが近所にありませんか?「なんかお店に入りにくいな、一見さんお断りみたいで嫌だな」という雰囲気を醸し出しているような。
実際、そういうお店で自転車を購入した後メンテナンスをしてもらいに行くと「そんなことも自分でできねぇのか」とチッと舌打ちされたことがある人や「うちはそういう自転車屋じゃないんだよ」と言われた人がいます。もちろんそんな店ばかりではありませんが。
ジャイアントストアのスタッフに今まで何人も対応していただきましたが一度もそんなことはありませんでした。いつも丁寧で技術力も抜群、ロードバイクでもクロスバイクでもどんな自転車を買った人にも同じように応対しておられます。
はじめてクロスバイクを納車してもらい、嬉しそうに自転車にまたがっている高校生くらいの女の子を見てこっちまで嬉しくなります。
GIANTというブランドがそうさせているのでしょうか、ありがたいことです。
だからこそ、私もこれを読んでいる方に「GIANTの自転車を買うと良いですよ!」とおすすめできるのです。
プロの目でメンテナンスをしてもらえる安心感
セーフティチェックなら正直なところ自分でもできる部分です。シフトやブレーキは普段乗ってたらおかしいのに気づくし、タイヤの空気は毎週適正値になるように調整しています。
でもそれは「素人」がやっていること。プロの目で見てもらった安心感はありません。
私の場合はロードバイクだったのですが、これが「生まれて初めてクロスバイクを買った、メンテナンスって何?どこ?どうやってやったらいいの?」という方にはさっぱりわからないことだらけ。そういう方にとってもセーフティチェックとライトメンテナンスについてはGIANTショップで購入した人なら無料なのです。
ジャイアントストアは売る気満々のショップというよりはGIANTの自転車のアンテナショップというイメージ。いつ行っても「こんにちはー」と声を掛けてくれる温かいお店です。
自転車を見ていても売り込む気満々でくっついてくるわけでなく、声を掛けると丁寧に教えてくれます。メンテナンスをしている時も雑談をしながら、調整の仕方やこの部品いいよね、とか自転車のことをショップの方と話しながら。実に楽しい。
ある日メンテナンスに出かけた
ということで自転車に乗って出かけました。実はビンディングペダル+シューズも本日デビューでした。
ビンディングペダルについては緩めに調整しておいたので特にトラブル無く乗れました。ビンディングペダルというのはペダルとシューズを機構的にくっつけるんです。スキー板とスキーブーツを「ビンディング」という金具で留めますが、あれと同じイメージです。外側にひねれば外すことが出来ます。
これはすごいですね、ビンディングペダル+シューズ。平均速度が3-5km/hくらい普通に上がりました。特に引き足を意識して乗らないんですが、安定してペダルが足にくっついているというのはこんなに良いものだとは!通勤どうしよう(履く気になってる)
105。美しい。
ショップに到着。日曜日の午前中ということで納車の人が多くて若干待ちましたがじっくりと診てもらえました。特に雨の日に乗るので汚れがちなウチの愛車を丁寧に拭いてくださったのには店員さんに申し訳なくって。今度からは自分で洗ってから持って行こう。
GIANTストアの店員さんに質問をすることにした
気になることはありませんか?と気さくに聞いてくださったので、これまでに思っていたことを質問することに。
- 前傾姿勢がややゆるく、メッセンジャーバッグを背負った時に背中にうまく乗らず腰に負担がかかること
- 軽い段差に乗った時に前輪あたりにバネを弾くような音がすること
- アルテグラのペダルの回転がやや鈍いこと
- 雨の日にも乗るのでチェーンの汚れがひどい。良いメンテナンスの方法は
「前傾姿勢をもう少し強くしたいのですが」
ロードバイクというのはママチャリなどよりも前につんのめって自転車を漕いでいるイメージがありませんか?これは空気抵抗のことはもちろん、ペダルに体重をかけやすくするなどのメリットもあります。僕の場合はメッセンジャーバッグで通勤しているのですが、これは肩から下げるというよりも「背中で背負う」というほうがしっくりくるんですね。逆に肩から下げたり腰で支えたりするとバランスが悪くなったり腰が痛くなったりします。
あんまり前のめりになると疲れるんですが、あまり前傾がゆるいのもちょっと疲れる。これを相談すると「コラムスペーサーをはずしましょう」ということに。ハンドルの下にハンドルの高さを調整する「コラムスペーサー」というのがハマっているのですが、それが出かけるときは3枚挟まっていました。一枚5㎜あるので3枚で15㎜ハンドルが高くなってるんです。
文字にするとこんな感じ
ステム(ハンドルを固定するもの)
スペーサー(5㎜)
スペーサー(5㎜)
スペーサー(5㎜)
フレーム
という感じ。これをハンドルを下げるために
スペーサー(5㎜)
スペーサー(5㎜)
スペーサー(5㎜)
ステム(ハンドルを固定するもの)
に変えてもらったんですよ。3つ分なので15㎜分ね。これはすごく具合が良くなりました。以前乗ってたクロスバイクと同じくらいになったのか乗車姿勢が懐かしい感じに。姿勢が前傾するので体重も足にかかりやすくなった気がします。
ほら、3枚上分ハンドルが下がってるのがわかりますか?
「前輪あたりからバネのような音が聞こえます」
小さな段差など前輪に少しクッションのようなものがあったときに「ビィィン」と変な音が聞こえるようになったんですよ。スポークが緩んだらこんな音がするのかな、とかいろいろ考えていたんですがわからずじまいで。
これは質問した時にはすでに店員さんが答えを持っておられて。「前輪のクイックリリースがちょっと緩めでした」とのこと。ロードバイクはタイヤの交換などを容易にするためにホイールを外しやすくなってるんです。これを「クイックリリース」って言うんです。たとえばママチャリの車輪をみてもらうとわかるんですが、六角ボルトでギューっと閉めてあるので簡単には外せませんよね?これがロードバイクやクロスバイクなどのスポーツバイクではレバー一つで外せるようになってるんですよ。便利。
恥ずかしいことにそれが若干緩めに締められていただけという(笑)納車の時に天気が悪かったので家の車に積み込んだ時に緩めたんだなー。しっかり締めてもらいました。
アルテグラのペダルがスムーズに回らないんですがこんなものですか?
これはGIANTショップで買っていないので(Amazonで買いました)部品を自分で取り付けたのでホントは聞いちゃだめなんでしょうが、雑談がてら聞いてみました。「アルテグラのペダルが回りにくいんですがこんなもんでしょうか」って。
手前に見えてるのがペダル。普通のペダルと同じようにクルクル回る部品です。
今日はペダルをアルテグラに。8ミリの六角レンチで固定できるのを知らずにペダルレンチをわざわざ買ってしまいました。購入しなくてもよかったですね。
店員さんにもクルクル回してもらったんですけど「こんなもんですよ最初は」って。1000kmくらい走ったらもっと柔らかくなるとは思いますけど、その頃にはまたグリス差したりするからなーっておっしゃってました。「あんまり柔らかすぎるとビンディング、はめにくくないですか?」って。うーん、今日初めてだったから必死でよくわかりませんでした(笑)
チェーン汚れの対策はどんなものが良いですか?
休みの日のいい天気だけ自転車に乗るのではなく、僕の場合は雨の日も風の日も通勤のために自転車に乗る、いわゆる「自転車通勤=ジテツー」なのです。雨の日は水をはねて汚れるし、チェーンにも泥水がかかるので油と混ざって汚いことに。雨の日の次の日にはウエスで拭いてやったりするのですが、プロの人ならどうやってるんだろうって。
以前クロスバイクに乗ってる時はこんな風にしていました。
- チェーンを1コマ外して「ミッシングリンク」に変える
- 汚れが我慢できなくなったらチェーンを外して灯油を入れたボトルにドボン
- シェイクして汚れをチェーンから外す
- ボトルからチェーンを取り出して機械油をなじませる
- 自転車にチェーンを取り付ける
- ウエスを押し付けながらチェーンを回転させて余分な油を拭き取る
ミッシングリンクというのはこういうもの。この2つをチェーンに取り付けることで一本のチェーンを輪っかに繋ぐことが出来ます。1個数百円、高くても1000円くらいの部品なのにこれが付いてるだけでチェーンのメンテナンスってめちゃくちゃ楽になります。だって取り外せるんだから。他にもチェーン洗浄する道具とかもありますけど、楽ちんさでいえばこれが一番だったなぁ。
クロスバイクの時はこんなふうにしてたんですけど、って話をしたら店員さんに「この自転車、最初からミッシングリンクで繋いでますよ、ほら」って。見るとチェーンの一部分がまさにミッシングリンク。
もちろん、汚れがひどくなったらミッシングリンクを外して洗浄してもいいんですが、あんまりやり過ぎるとミッシングリンクがゆるくなったりするので月1回もやれば十分とのお話でした。その他の場合は機械油を多めにつけておいてウエスで拭き取るときに汚れと一緒に油を拭き取るようなイメージで繰り返すだけで十分だそう。
こないだの雨以降チェーンはまったく触っていなかったのでピカピカになるまで丁寧に掃除してもらってしまいましたスミマセン。
GIANTストアのメンテナンスは安心ですごく良いです
ロードバイクって金額も高いし少しでも安く買いたくなってネットで買う人もいると思うんです。自分で組み立てられるような人なら大丈夫なんでしょうけど、僕のような初心者は是非自転車屋さんで購入するのをオススメします。
こうやってメンテナンスをしているのをみながらあれこれ質問をして教えてもらったり、実際の作業を見せてもらうことで「自分にもできること」が増えていくと思いますし。値引き以上の価値がGIANTショップにはあると思います。要するに大満足です!