フロントキャリアと前かごをつけると快適な走行ができる
リアキャリアにパニアバッグをつけたり、バイクパッキングをしたりといろいろなスタイルを模索しているグラベルバイク生活。
パニアでもバイクパッキングでも困っていることが一つありまして。
それは「揺れに弱い」ということ。
これは自転車自体にバッグを取り付ける「バイクパッキング」というスタイルですが、サドルの下部分からバッグを後ろの方に伸ばしてあり、空気抵抗などには配慮していますが、これで自転車を左右に揺らすと酔いそうなくらい揺れます。
バイクパッキングでキャンプに行くとき、山や峠を超えていくのに坂を登っていて、立ちこぎ(ダンシング)しようとすると途端に自転車のバランスが悪くなってしまいます。
これはフロント部分でも同じで、上の写真でもハンドル部分についているバッグやテントはゴムバンド等で留まっているだけなので、ハンドルを揺らすと多少なりとも揺れることになります。
パニアバッグも同じことで、キャリアにパニアバッグを引っ掛ける方式なので、自転車を揺らすともちろん揺れてしまいます。気にしない方も多いとは思いますが、僕はどうも慣れませんでした。
ではどうするか。
結局僕がたどり着いた答えが「キャリアを付けてバッグはキャリアに密着させる」方式です。
密着させれば振れない、揺れない
実際、前後にキャリアを付けた写真を紹介しましょう。
この状態だと坂を登るのも平坦な道を走るのも立ちこぎするのも何の苦もありません。
前のキャリアにギュッとしばりつけてテントを、後ろのキャリアにバッグ等を縛り付けると低い位置であれば揺れはかなり抑えられます。
バッグ類はまだ物色中なので購入したらご紹介することにします。
フロントキャリアはADEPT、リアキャリアはミノウラ製です。
- ADEPT(アデプト) トラス ポーター ラック フロントラック
- MINOURAリアキャリア『SSR−4000』(22〜29Φ対応)
特にリアキャリアのMINOURA SSR-4000はボルト締めしているところが一箇所もなく、サドルポスト1箇所の固定と、専用ビスを先に取り付けた部分に引っ掛けることで簡易脱着ができるようになっています。
先にこの金具をダボ穴に取り付けておき、
この先端を通すことで固定、というちょっと変わった方式を採用しています。
また、可動部分が3箇所あることでリアサスなどを使っている自転車などでも使うことができ、ミニベロなどにも対応しています。
(詳しくはメーカーサイトでご確認ください)
重さはフロントキャリアで570g、リアキャリアで550gとアルミ素材の軽さを生かしているのでバイクパッキングと遜色ない出来です。
私の場合はこのフロントキャリアに無印良品のステンレスかごをセットすることにしました。
ほら、サイズ的にもピッタリ。
キャリアとかごが直接ぶつからないように、キャリアにシリコンチューブをカットしたものを取り付けてクッション代わりにしました。
チューブにハサミでカットを入れて「C」のようにするとちょうどキャリアのパイプに現合します。
購入したのはこちらのシリコンパイプ。ADEPTのフロントキャリアのパイプ直径が10ミリだったので内径10ミリのシリコンチューブだとちょうど合います。
1m買うとちょうどこのくらいカバーすることができました。金属同士がぶつかる音もしなくなったし、塗装が剥げる心配も減りました。なかなかいい思いつきのカスタマイズができたと思います。
メルカリで程度のいいものが出品されていることもあるので、新品を見る前にチェックしてみるのもいいかもしれません。
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