重いというデメリットよりも悪路での安全性を優先させたシュワルベのマラソン
去年のビワイチを前に交換したのがコンチネンタルのグランプリS2。
通勤で雨の日にも乗る上にマンション住まいでベランダ保管。タイヤにとっては環境が悪いこともあると思うのですが1年近く使ってひび割れがひどくなりました。
タイヤの裏側から見てもひび割れが見えるわけでもありませんが、見ていて怖い。1年はこれを履いたのでざっくり距離で5,000km弱は走ってる計算になります。通勤中にタイヤになにかが起きても1時間もあれば会社なり家なりに到着することができるからいいのですが、これを履いて遠出するのはやっぱり怖いです。
GRAND PRIXS2はパンクも少なかったし200g程度と軽さもばっちり、雨の日もグリップ良かったしホントいいタイヤでした。値段は少し高かったけど1年持ったと考えればコスパは悪くありません。色々迷いましたが今回は体重も少し増えてきたし筋トレも兼ねて重くても丈夫なタイヤを選ぼう、ということでついに今回はMARATHONデビューすることにしました。
今まで使ってきた自転車タイヤいろいろ
クロスバイクに乗っていた頃からタイヤはいろいろ試してきました。23Cから25Cあたり。買ったクロスについていたのはケンダというブランドの28C、まるでゴムの塊のようでした。
それを思えばこれらのタイヤは軽量でよく転がる魔法のようなタイヤでしたよ。
クロスバイクに乗ってるときにこれはリピート買いするほど。1本2000円くらいで買える上にパンクしにくく軽い。乗り味はすこし硬いけど。全体的に軽いけど薄いのでサイドが破れたらアウトでした。3000km手前まで乗ったら交換するようにしてました。年に2回くらい買い換える感じ。
今は4000Sから5000Sに変わっています。
他のSCHWALBEも買ったのですが特に記憶がないあたり特徴がなかったんでしょうねきっと。他には
そんな中でのSCHWALBEのMARATHONは「パンクしない、長持ち、重い」という噂はガンガン入ってきていました。
お店でタイヤを見ていると必ずといってよいほどSCHWALBEのタイヤは見かけるのですが23Cはなくて25Cとか28Cが多かったんですよ。23Cがあったら今買うのに、って何回も思ったんですが買わずじまいで。
SCHWALBEのMARATHONとは
1981年に発売以来、時代時代のテクノロジーを採用しマイナーチェンジを繰り返しつつ、 現在に至るSCHWALBEを代表するロングセラーモデル。 3mm厚の耐パンクベルト”グリーンガード”による耐パンク性をはじめ、 耐摩耗性・耐候性に優れたコンパウンド(ゴム)を採用し長期間高い性能を維持します。 小径車から29インチまで網羅した豊富なサイズをラインナップ、 グリップ性・転がりも良く、まさにコンフォートタイヤの決定版!
MARATHON紹介ページより
この画像がすべてを表現している感。
トレッドの溝が深いのでグリップはすごく良さそうですが、サイドにもしっかり素材を回しこんでいるから肉厚な分重いのは間違いないし、転がり抵抗は結構強そうな気がする。タイヤに強さを求めると重くても仕方ないのかなぁと思ったり思わなかったり。
とりあえず買ってみないとわからない。デメリットばかり考えても仕方がない。そして私は思い切ってSCHWALBEのMARATHON23cを購入したのです。
ロードバイク用のタイヤというのはだいたい200g前半で大体おさまるのです。GRAND PRIX S2はちなみに210g(実測)だったのですが・・・重さ測ってみました420gつまり倍。
真冬には雪が積もることもあって滋賀県というのは道路事情もいいとは言えず、今までのタイヤはパンクすることしばしば。
パンクに強いMARATHONでいったいどうなるのかという興味もあったものですから。そしてこれならちょっとした砂利の林道くらいなら走ることも可能。そうなると山間部とかでちょっとした冒険もできそうな気がする。だってせっかくのエンデュランスロード。
さて、とりあえず取り付けに入ります。せっかくなので洗車してタイヤを交換・・・硬い。タイヤレバー2本駆使して必死ではめました。素手では絶対ムリなので気をつけて。
評判のいいSCHWALBEのタイヤレバー買いました!これ、クリップがついていてめちゃくちゃ便利ですよ。
さて、タイヤを履き替えたのでちょっと慣らし運転(慣らし漕ぎ?)してきます。
SCHWALBE MARATHON 試乗インプレ
走ってきました!
タイヤ重量は1本につき200gもアップしてるので漕ぎ始めの重さはあるかと思いきや意外とすんなり走り始めました。
タイヤのトレッドが深いことで接地面積が少ないせいか回転も悪くありません。ゼロからの加速に少し踏ん張りが以前より必要になったかな、というのは若干思いましたが。
走り始めてしまうと乗り心地の柔らかさが地面への食いつきの良さという感じでマイルドな乗り心地。あと少し軽ければという部分はありますがなかなか良いタイヤでした。売れる理由がわかる。
ただ、サイドにシルバーのリフレクターがついているのが良いのか悪いのか。夜間走るので目立つのはいいと思うんですがデザイン的に。
追記2 乗りはじめて1年経ちました
SCHWALBEのMARATHONに変えてから1年経ちました。去年のゴールデンウィークに変えたのですね。MARATHONに変えてから今まで一度もパンクしていません。
走行距離を考えるとざっくり5000kmほど走ったのですがまったく問題がありません。前輪に比べて後輪の溝がすこし減った感はありますがまだまだ乗れます。前輪に至っては「本当に1年間乗ったのか」というくらい減りません。これは噂に違わぬとんだモンスタータイヤです。
実はこのゴールデンウィークに往復150kmの自転車旅をしてきました。行った先は関ヶ原。山を超えての旅になりましたがMARATHONは今回もパンクするどころかモンスターぶりを発揮してくれました。ロードバイクでは絶対に走らないような小石だらけの悪路を平然と走ってくれます。いや、それよりも「MARATHONを履いていたら絶対にパンクしない」という自信が湧いてくるのです。
この道はましなほう、ハンドルから手を離すのが危険なくらいの小岩ゴツゴツの道を平然と走ってくれました。
これからも大事に乗っていきます。パニアバッグも購入したのでキャンプのようなこともやってみたいなと思っています。
ロードからMTB、そしてグラベルロードへ
あれから数年、マウンテンバイクに乗り換えてキャンプに行ったりしていました。
ロングライドからは少し遠ざかっていたのですが2020年新型コロナウイルスが流行したことで健康について考えることが多くなり、筋トレやダイエットを始めました。
自転車をMTBに変えてキャンプなどを楽しんでいたのですがやはり自転車で遠出する楽しみは忘れられず、かといって砂利道(グラベル)を走る楽しさも忘れられず。
そして2021年モデルのグラベルロードに買い替えました。
タイヤは35cのPanaracerのグラベルキングSS(セミスリック)ですが、これはまたよく転がるので自転車旅にぴったりですね。
グラベルキングはロードバイクにも収まるサイズのラインナップもあり重量もマラソンと同程度です。
最近の傾向はタイヤのワイド化ですね。23cから25、28、32くらいのサイズを履く方が増えましたね!!
グラベルキングはセミスリックのSS、グラベル向きのSK、オールラウンドのグラベルキング(無印)など種類も豊富でそれぞれの走りたい道に合わせてくれます。
無印のグラベルキングなら砂利道や林道などもスイスイ。ロードバイクなどでも履けるサイズが揃ってます。
この自転車のパーツその他はこちらで紹介していますので良かったらどうぞ。
グラベルバイクは最近チューブレスレディ化の流れですが一度チャレンジしてみますか?低圧でも乗れるしパンクのリスクが大きく減るのでかなりおすすめです。
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