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バーテープの端部などの固定や位置決めには自己融着テープが便利、使い方とオススメ商品をご紹介

自己融着テープは成分同士がくっつきあうからベトベト成分が滲み出て来ない

ビニールテープを使うこと、自転車で多かったりしませんか?バーテープの最後の固定に使ったり、ケーブルの仮止めやシートポストの位置決めなどなど。もちろん家で使うことも多いと思う商品で工具箱に1つ2つ入っていたり。

ビニールテープは手でちぎったりハサミで切ることが出来るし値段も安く、ガラスなどにも良くつくので使い勝手は良いのですが困った点が一つ。

それは巻いた後がベトベトになりやすいこと。

テープの端からベタベタしたものが出てくる感じがするのです。巻いたところがベタベタしたり貼った後はがしたらヌルヌルしたり。あれは嫌なものです。

実はそれを解決できる商品があるのでご紹介する、というのがこの記事です。ぜひお付き合いください!

ビニールテープから出るベトベトの正体はなに?

ビニールテープを使っている時は気にならないのに、巻いたあとに出てくるベタベタの正体はなにか興味がわきませんか?

ビニールテープというのはビニールそのものには粘着成分が含まれていないので、くっつけるための成分(粘着剤)をテープに付着させています。その粘着剤の成分というのが大きく分けると「ゴム系」「アクリル系」「シリコーン系」「ウレタン系」と分けることが出来ます。シリコーンはシリコンとは違うのですが、どう違うかを書くのはちょっとまた今度機会があれば。

これらの粘着剤を基材(ビニールテープの場合はビニール)との相性や使用環境や求める強度などによって使い分けることで様々なテープが作られるわけです。

さて、ビニールテープに求められるのは

  • 電気を通さない絶縁性(ビニールが絶縁なので)
  • 伸縮性(引っ張りながら巻いたりするので)
  • 値段が安い(安価)であること

用途で考えるとこのあたりではないでしょうか。逆にこのテープであまり求められないのは耐熱性とか耐候性(屋外で使用するときの変質しにくさ)ですね。なんせ安いので。

そういうところを考えた結果、先程の粘着剤の種類の中では「ゴム系」がチョイスされます。天然ゴムを主成分として粘着付与剤を加えて接着力を上げたものです。値段も安くてそこそこ接着はするのですが、耐熱性が悪くて耐候性が悪い。

つまり、ちょっと熱を加えたり屋外で使うとゴム系粘着剤が劣化してしまうのです。屋内であっても空気に触れたりすることでも劣化は進みます。劣化したゴム系粘着剤、これがビニールテープのベトベトの正体です。

自己融着テープってなに?なぜくっつくの?

そんなビニールテープのベトベトに困ってる人におすすめしたいのが自己融着テープ。字の通り、「テープ同士がお互いにくっつきあう」性質を活かす商品です。

テープとして使うための方法は一つだけで、「引っ張って倍くらいに伸ばしてからくっつけること」で、たったそれだけでテープ同士がくっつくんです。スゴイでしょ?

この原理をわかり易く説明すると、

石油を材料とする「ブチルゴム」と言われるゴムを加硫(ゴムの分子同士を強力につなぎ合わせるための処理)をしていない状態で平べったいテープ状にすると、となりあったゴムどうしが融着(くっつく)しようとする原理を活かしたものが自己融着テープです。

でもそれが巻き取ったテープの状態で起きてしまうと購入して開封したときただの「ドーナツ状のゴムの固まり」になってしまうので、テープ状にしたときにテープ同士を「くっつきあわないよう」に薬品で皮膜をつけてから巻いてあります。

だからブチル自己融着テープは巻いているものを伸ばしてみるとすこし光沢があるのですが、それはその薬品が光っているのです。

写真でご説明しましょう。

いろいろなところで活躍するので私は10メートル巻の日東のブチルゴムテープを購入しています。もうリピート買いです。引っ張り出してみましょう。

テープの表面がピカッと光っているのがわかりますか?これがテープ同士がくっついてしまわないように塗られている被膜が光っているのです。

ではこのテープを使用方法の通り2~2.5倍に引き伸ばしてみましょう。引っ張って伸ばすことで皮膜が破れゴムの素材自体が露出し、ゴム同士が触れ合うことで「1つのゴム」になろうとする(自己融着)わけです。

引っ張り出した部分の色が引っ張られたことで光沢がなくなったのがわかりますか?巻かれている部分の光沢と違うのがわかると思います。

この状態でコード等に巻きつけるとゴム同士がくっつきあうことで固定することができます。ビニールテープだと接着剤が漏れ出してベタベタになりますが、このテープは粘着剤を使っていないためベタベタがでないのはこういう原理をつかっているからです。

ちょっと難しかったでしょうか。簡単に言うと「自分たち同士でくっつこうとする力を活かしたテープ」ということです。

おすすめ自己融着テープをご紹介

ベトベトしない(ゴム系粘着剤を含まない)テープとして自己融着テープは本当にオススメします。ゴムとして結合するので強度もビニールテープよりはるかに強い。ビニールテープのように劣化することも少ないので屋外の利用や絶縁テープとしての利用もすごくオススメ。

また、ケーブルの補修などで巻きつけて使うときも強めに巻けば自己融着するという手軽さ。わたし一押しの日東のブチルゴムテープがこちら。使い終わったらビニール袋(できればジップロックみたいな袋に入れてから暗室で保管すると長持ちしますよ。

近所のDIYのお店だと置いていないことも多いのです。なんでこんなに素晴らしい製品なのに。ビニールテープは売ってるし、絶縁テープも売ってるんですけど。

もちろん、ビニールテープと同じような使い方もできますし、絶縁にも使えるのでケーブルの補修などにもピッタリ。一つ家に置いておくと絶対重宝しますから。

配管の水漏れやお湯が出るところの止水などに使いたいときは耐熱温度180℃のシリコン製がおすすめです。

それとも大事なものをビニールテープでベトベトにしますか?ベトベト、なかなか取れないんですよ。(ついてしまったものは除光液などで拭くときれいにとれますよ)

テープを使いたくない、付けたり外したりしたい、という方にはマジックバンドが便利です。カラーも豊富で使いたい長さに切って使います。

裏表でくっつけるので使い勝手が良い商品です。

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